当ブログでは、大手メーカー勤務の筆者の経験をもとに、レビューしている商品のコストパフォーマンスを5段階評価しています。
筆者としてはコスパが悪いのにあえておすすめしている★2や★1から読んでいただきたい。

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サイズと端子が新しいHDMIキャプチャ「GENKI ShadowCast」レビュー

Nintendo Switch向け(だけれどMacBookでも大活躍)な充電器兼ハブのGENKI Dockを作ったメーカーから新作が出た。その名もGENKI ShadowCastだ。

今作もNintendo Switchを持っているならもちろん、MacBookユーザーにとってもいいところをついてくる商品なのだ。現在Makuakeで出資を募っているが、先行してサンプルを提供していただいたので紹介していく。

前作のGENKI Dockの紹介記事はこちら>GaN充電器+USB-CハブのGENKI Dockをレビュー!iPad ProやMacBookにもベストマッチ

どんなアイテムなの?

GENKI ShadowCastは小型だけれど1080p/60fpsまで対応のHDMIキャプチャだ。HDMIキャプチャを使えばノートPCの画面でゲームをしたり、ゲーム画面の録画をしたり、一眼カメラをWebカメラとして使ったりできる。

気に入ったポイント

  • 小さいのでどこでも持ち運べるし、HDMIケーブルも不要
  • 4K 30p対応

いまいちなポイント

  • パススルーは不可

> SwitchもPS5もノートPCで!遊び方広げる!大人気GENKIシリーズ最新作

小型かつ端子が魅力

次にGENKI ShadowCast本体の詳細をチェックしてみる。

スケルトンのボディはGAME BOYカラーを思い出す。あのパープルのスケルトンは滅茶苦茶かっこよかった思い出。

早速Nintendo SwitchとMacBook Airを接続してみた。

専用ソフトGENKI ArcadeがMac、Google Chrome用で用意されているので、画面の投影や録画はそのソフトからできる(2021年5月時点でWindows版は改修中)。ちなみに外部カメラの読み込みに対応したソフト(例えばMacならQuickTime Player)でも使用可能だ。

もちろんZoomやLINEでも外部カメラとして認識されるので手持ちのカメラで高画質なWeb会議が実現できる。

GENKI ShadowCastの特徴

HDMIケーブル不要で可搬性最強

多くの小型HDMIキャプチャは以下のような構造だ。

  • IN → HDMI
  • OUT → USB-A

普通に困ることはないんだけれど、あえて課題を上げるとすれば

  1. PCがUSB-Cだとアダプタが必要になる
  2. HDMIケーブルは太いものが多く、取り回しが悪い

つまりケーブルに制限がかかるし、取り回しも悪いしで、自由度が低いのだ。話をGENKI ShadowCastに戻すと、外観紹介で説明した通り

  • IN → HDMI
  • OUT → USB-C

となっている。つまりGENKI ShadowCastをNintendo Switchやカメラを直接つなげば、あとはUSB-C to CでもC to AでもOK。HDMIを長さ別に持っている人は少ないと思うけれど、USB-CケーブルならC to C、C to Aや長さ別に揃えている人なら多いのではないだろうか。

まさにコペルニクス的転回。

スペックも満足の1080p/60fps出力に対応

前項ではハード的な面について言及したが、ソフト面でも抜かりがない。GENKI ShadowCastはこのサイズでありながら1080p/60fps出力に対応しているのだ。なお入力は4k/30fpsまで。

1080p/60fpsといえば、YouTubeでは最も一般的な画質設定。そもそも4Kは視聴できる環境を持っている人がまだ少数だ。4K動画を編集できるスペックのPCを持っている人となれば、さらに少数になる。つまりYouTubeの配信には十分に耐えうるスペックは持っていると言い換えることができる。多くの人にとって必要十分だろう。

もちろんもっと大型で、もっと高性能のキャプチャーボードを用意すれば4K出力にも対応しているものもある。そこは目的に合わせて選んで欲しい。

パススルーは不可だけど低遅延なので無問題

一眼カメラをZoomなどのWeb会議に使用する用途であれば、そもそもパススルー機能は無用の長物なので読み飛ばして欲しい。

高性能なHDMIキャプチャはパススルーという機能を搭載しているものもある。PCに録画用の映像を出力しながら同時にもう一台のモニターにも映像出力する機能だ。自分はパススルーのモニターでゲームをプレイすれば遅延に悩まされることはない。

サイズを考えれば当然ではあるが、GENKI ShadowCastはパススルー非対応だ。

しかしながらGENKI ShadowCastはゲームを想定して設計されているので安心して欲しい。遅延はわずか0.02秒にまで抑え込まれている。これなら(少なくとも僕のようなライトなゲーマーなら)全く問題ない。

GENKI ShadowCastを使えるシーン3つ

考えられる主な活用シーンは以下の3つだ。

  1. PCの画面をゲームに使いたい
  2. ゲームのプレイ動画を収録したい
  3. Web会議に一眼カメラを使用したい

外出先でのゲームをノートPCで、のような使い方がGenki ShadowCastの機動性を最大限に生かせる。応用としてiMacのようなデスクトップPCを置いている作業デスクでゲームを楽しみたいケースもGenki ShadowCastの出番だ。

ゲームのプレイ動画を収録することもできるので、これからゲーム配信を始めたい人にも入門機としてはピッタリだろう。

つなぐデバイスをゲーム機からカメラに切り替えれば、そのカメラをPCのカメラとして認識することができる。特に専用ソフトは必要ない。ミラーレス一眼をオンライン飲み会で使用してみた。ズームレンズを使えば背景としてどこまで写すか調整しやすく、散らかる部屋では便利だった。やはり写りも良く、友人から「一人だけ映画みたいな画質」と褒められた。

もしあなたがPCの内蔵カメラの画質に満足していないなら、中途半端なWebカメラを買うよりGENKI ShadowCastの方がより少ない投資でより高画質化できるかもしれない。

まとめ

初めは普通の小型HDMIキャプチャと何が違うの?と半信半疑だったが、GENKI ShadowCastを選ぶ理由はちゃんとあった。

  • 1080p/60fps対応で低遅延とゲームにも耐えうるスペック
  • ケーブルの自由度が高い
  • スペックの割には価格もお手頃

上記に魅力を感じるのならGENKI ShadowCastを使う価値は大いにあると考えられる。現在Makuakeでお上購入できるのでチェックしてみて欲しい。

> SwitchもPS5もノートPCで!遊び方広げる!大人気GENKIシリーズ最新作

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大企業会社員 兼 ブロガー
るびこ

ガジェット / ファッション / カメラについて書きます。
2014年東北大学理学部卒業
2016年東北大学大学院理学研究科修了、大手企業に新卒で入社

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