当ブログでは、大手メーカー勤務の筆者の経験をもとに、レビューしている商品のコストパフォーマンスを5段階評価しています。
筆者としてはコスパが悪いのにあえておすすめしている★2や★1から読んでいただきたい。

Lマウントレンズ

【不具合解消】LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6開封レビュー|SIGMA fpに「ちょうどいい」標準ズーム

PanasonicのLマウント標準ズーム・LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6を購入した。ズームレンズを購入したのも数年ぶりだし、新作を予約購入して発売日に手に入れたのなんて初めてだ。

まずは速報的に開封レビューをしていこうと思う。

Panasonic公式サイト

先に結論を言ってしまうと、

  • 安価ながら抜かりのないスペック
  • SIGMA fpに欠けていたピースがやっと埋まった

系男子によるコスパ算出

大手メーカー勤務の筆者が、その経験をもとに製品の本当のコストパフォーマンスを評価するコーナー

価格の手頃感
生活への影響度
長く使えるか
スペックに現れない価値
所有する高揚感

総合コスパ:

Lマウント待望の安価・小型軽量標準ズームレンズ
同じコスパ評価の製品一覧

「価格の手頃感」、「生活への影響度」が高ければ高いほどコスパも高くなり、逆に「スペックに現れない価値」が高くなるとコスパは低くなります。なお「所有する高揚感」はコスパ算出の対象外。

LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6を買った理由

端的に言えば、SIGMAから純正パンケーキレンズが発売されないからLUMIX S 20-60mm F3.5-5.6を購入した。

SIGMA fp・レビュー|最強のフルサイズスナップシューター」と言う記事でも話しているが、SIGMA fpのミニマルさに惹かれて手に入れたと言う経緯がある。僕の用途としてはあくまで軽快にSIGMA fpを使いたい

その一方でSIGMAのレンズラインナップは「重く大きいが描写は一級品」という傾向がある。とりわけ単焦点レンズでその傾向は顕著だ。SIGMA 45mm F2.8 DG DN Contemporaryのようなコンセプトのレンズが増えてくれればいいんだけれど・・・

期待したいところ。SIGMA 45mm F2.8 DG DN Contemporaryはお気に入りレンズの一つなので、合わせてレビュー記事もどうぞ>SIGMA 45mm F2.8 DG DN Contemporaryレビュー|作り手のこだわりが詰まった稀有なレンズ

まとめると、待望のコンパクトなフルフレーム対応のLマウントレンズだったため延髄反射的にポチったと言う感じ。

LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6、開封!

まずは箱をみてみる。

LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6
LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6

Panasonicのレンズは初めて手にしたが、まあLUMIXらしいカラーリング。キヤノンっぽくもあり、正直なところ好みではない。

LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6

開封してみた。

まず、箱が大きすぎる。ユーザー的には構わないけれど、輸送の効率は悪化するし、小売店が在庫を抱えるにも場所をとってしまいどう考えても不利だ。

おそらく他のレンズ梱包材のビク型(タンボールの抜き型)を流用しているんだろうけれど、MFT向けのレンズならもっと最適なサイズもあったと思うんだけれど。

箱の大きさの次に目が行くのがフード。ありがたいことにこの価格帯でありながらフードが付属している。このフード、後述するがかなりいい感じ。

LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6の外観は安さを感じさせない仕上げ

LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6

掌に乗るサイズ感。

外装は樹脂製だが、シボ加工がなされており安っぽさはない。ズームリングとフォーカスリングはゴム?シリコン?が巻いてあり指に吸い付く。操作性は非常に高い。けどゴミは付きやすいかなあ。

気になるスペックだけ簡単に▼

  • 焦点距離:20−60mm
  • 開放絞り:F3.5-5.6
  • 絞り羽根:9枚
  • 最短撮影距離W端:0.15m
  • 最短撮影距離T端:0.4m
  • 最大撮影倍率:0.43倍
  • 防滴防塵:対応
  • 質量:約350g

特に気になるスペックは後述するとして、感心したのは絞り羽根。7枚でも良さそうなのに9枚使っているのは好感。

LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6
フィルター径は67mm
LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6
マウントはもちろん金属。指をかけているのはシリアルNo.が印字されているから
LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6
ちなみにスイッチはAF/MF切替のみ。
LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6
重さは実測378g
LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6
フードをつけると400gを超える。
LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6

重さついでにSIGMA fpに装着した時の重量をみてみると、実測869g・・・軽くて最高!ちなみにバッテリーとSDカード、レンズキャップ込みだ。あ、ハンドグリップHG-11もついている。

レンズフードもいい感じ

まずレンズフード付属と言う点を評価したい。最近のレンズは逆光耐性があるとしても前玉の保護目的でレンズフードは常用しておきたい。安価なラインだからといってフードを別売にしているメーカーは見習って欲しい。

LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6のフードは樹脂製で高級感こそない。しかし先端が平坦にカットされているのが素晴らしい。なぜなら前玉を下側に置いた時も安定するからだ。ここで安定するかしないかでレンズ交換のしやすさが段違いになる。

ちなみにレンズフードにはロック機構がついている。
LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6
もちろん収納時はフードの逆付けも可能だ。

F値変動の様子

型番からも分かるように、LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6は開放F値が変動するタイプのレンズだ。

個人的には結構開放F値は低めて粘っている印象。

一眼レフは使用するレンズの開放が明るければ明るいほどファインダーも明るくなる。しかしミラーレスは関係ないし、SIGMA fpは高感度耐性も優れる。これらの理由から、現代はレンズの明るさにこだわる必要性が薄れてきていると言うのが僕のスタンスだ。

たとえ開放F値が変動しても小型軽量なLUMIX S 20-60mm F3.5-5.6は僕にとってベストマッチなように思える。

見返してみると3年前にSEL70300Gを購入した時にも同じことを言っていた。

かなり寄れる、面白いレンズ

LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6はかなり寄れる面白いレンズだ。焦点距離20−26mm時はなんと最短撮影距離15cm。焦点距離26mmでは最大撮影倍率が0.43倍に達する。ほぼハーフマクロと言っていい。

本格的なマクロ撮影をするのなら、もちろん中望遠以上の方が好ましい。広角マクロだと同じ大きさで写すためには物理的に被写体による必要があるからだ。

でも広角で寄ってダイナミックな写真を撮れるのは、飛び道具的な楽しさがある。

防滴にも対応しているので、水辺でガッツリ寄っての撮影も臆さずできる。

ちなみにテレ端ではあまり寄れない。

LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6の作例

昨日手に入れたばかりで、近所を散歩しただけ。ほとんど作例と呼べるものはないのだけれど、とってきた写真を少しだけ載せてみる。

20−60mmという珍しいズーム域だが、(使いこなせたかは別として)使っていて非常に楽しかった。考えてもみればRICOH GR IIのワイコン使用時からクロップ使用時までの焦点距離と近い(21−47mm)ので慣れていたのかもしれない。

画質についてはもう少し使い込んでからコメントしようと思う。現時点ではやはり近接ではやや甘いかなあ、と言う感じ。

冒頭でズームレンズを購入したのは数年振りと言ったけれど、ズームレンズを避けてきた理由の一つに恥ずかしながら「ワイド端とテレ端ばかり使ってしまう」と言うことがある。なら単焦点を2本持っていった方がマシだ。

そのことをすっかり忘れていたのだが、やはり今回もワイド端とテレ端ばかり使ってしまった。ズームレンズは自由なようで僕にとっては不自由、難しいなあ。

一応弁明しておくと、焦点距離ブラケットみたいなことは何回かやっていた。だがその中でいいな、と思う写真は結局ワイド端かテレ端だった・・・

今日のぐうの音

LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6

総評としては「僕のSIGMA fpは、こんなレンズを待っていた!」を具現化したようなレンズだ。

LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6はSIGMA fpの価値をさらに高めてくれる一本だと思う。SIGMA fpの軽快さをスポイルしないサイズ感だし、安価ながら防滴防塵と抜かりがない。

LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6によってSIGMA fpに欠けていたピースが埋まった気がした。

【追記】不具合が発生しました

SIGMA fpとの組み合わせで不具合が発生している。内容は上記ツイートの通り。

JPEGでは問題ないのだけれど、DNG(RAW)では四隅のデータが欠損している。レンズ補正前のDNGはさらに周辺まで映り込んでいるので、ボディ内自動レンズ補正が原因と思われる。いろいろ試した結果、発生する条件は以下の2つが揃った時。

  • ワイド端(焦点距離20mm)
  • 絞り開放

暫定対策としては焦点距離を21mmくらいまで伸ばすかワイド端ではF4くらいまで絞れば良い。

このレンズを使う人は20mm始まりを魅力に思っているに間違い無いので早急に対応してもらいたい。なお僕の手元にある個体でしか検証していないため、個体差は不明。

一応PanasonicとSIGMAの問い合わせフォームで聞いてみているので、回答があれば追記する。これを読んでいる方で何かご存知でしたらTwitterかコメントで教えてください。

【さらに追記】SIGMAが不具合に対応中

問い合わせの結果、各社から回答があった。

  • Panasonic「純正カメラ、純正現像ソフトでは再現できなかったけど?」
  • SIGMA「当社も不具合を認識してるからちょっと待ってて、それまではSIGMAの現像ソフト使ってちょうだい!」

とのこと。詳細はSIGMA公式サイトの「SIGMA fp とパナソニック社製LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6における現象について」を確認して欲しい。

追記

この不具合を解消したファームウェアVer.2.01が2020/08/27公開された!詳細はSIGMA公式サイトから確認してほしい。

理系男子のぐうの音管理人愛用のキーボード

こうやって並べられるくらいキーボードを買い漁るようになるなんて思ってませんでした。

自作キーボードErgo42 towel

最終的にたどり着いた自作キーボード。何もかもが自分の思い通りになって最高です。あなたが今使っているキーボードで、押したことのないキーが一つでもあるなら自作キーボードを検討するべき!

自作キーボードErgo42 towel1ヶ月使用レビュー|左右分離・格子配列には慣れるのか

Ergo42 Towel|遊舎工房

静電容量無接点方式のHHKB Professional BT 墨

市販品では最高のキーボード。

静電容量無接点方式という癖になる打鍵感を持つ魔のキーボード。これを一度使うと普通のキーボードでは満足できない体になってしまいます。

【HHKB Pro BT購入レビュー】高いけど買ってよかった!他のキーボードは使えなくなる打ち心地

タイプライター風のAZIO Retro Classic

こだわりが詰まったキーボードを初めて触ったのがコレ。

僕をキーボード沼に引き込んだ張本人です。本物の木が使われていて見た目だけでなく触った感触もレトロ感満載のキーボード。でかくて重いところも抜群の安定感の秘訣。

打つのが楽しくなるキーボードAzio Retro Classic Bluetoothの魅力をなんとか文字にしてみました

AZIO Bluetooth/USB有線接続 タイプライター式 バックライト付メカニカルキーボード 日本語配列(ウッド)AZIO RETRO CLASSIC BT EDITION MK-RETRO-BT-W-01-JP
AZIO

Apple純正Magic Keyboard

Macで使うなら一度は検討するべきキーボード。iPadには専用のキーボードも純正・サードパーティ問わず多くリリースされていますが、実はiPadで使うなら最もバランスが良いのがこのMagic Keyboardだったりします。

【レビュー】iPadで使うためにMagic keyboard購入!これは最早ラップトップ!?

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筆者としてはコスパが悪いのにあえておすすめしている★2や★1から読んでいただきたい。

大企業会社員 兼 ブロガー
るびこ

ガジェット / ファッション / カメラについて書きます。
2014年東北大学理学部卒業
2016年東北大学大学院理学研究科修了、大手企業に新卒で入社

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