当ブログでは、大手メーカー勤務の筆者の経験をもとに、レビューしている商品のコストパフォーマンスを5段階評価しています。
筆者としてはコスパが悪いのにあえておすすめしている★2や★1から読んでいただきたい。

オールドレンズ

Leica Summaron 3.5cm F3.5レビュー|最強のコンデジ化レンズ【SIGMA fp+オールドレンズ】

「SIGMA fpにあうコンパクトなレンズが欲しい」そうして辿り着いたのがこのLeica Summaron 3.5cm F3.5だった。

  • SIGMA fpにつければコンデジになる
  • 小口径で安定した描写かつ画角も35mmでスナップに最適
  • あっさりとした色のり
  • Leicaの広角レンズでは安価

こんな感じで、僕の所有するオールドレンズの中ではクセも少なくSIGMA fpのお散歩用レンズになっている。早速この素晴らしいレンズを詳しく紹介していく。

系男子によるコスパ算出

大手メーカー勤務の筆者が、その経験をもとに製品の本当のコストパフォーマンスを評価するコーナー

価格の手頃感
生活への影響度
長く使えるか
スペックに現れない価値
所有する高揚感

総合コスパ:

この値段でLeicaの広角レンズを味わえるのは最高
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「価格の手頃感」、「生活への影響度」が高ければ高いほどコスパも高くなり、逆に「スペックに現れない価値」が高くなるとコスパは低くなります。なお「所有する高揚感」はコスパ算出の対象外。

Leica Summaron 3.5cm F3.5の作例

まずはこのレンズとSIGMA fpで撮影した作例からご覧いただく。

SDIM0047.jpg

ピントは微妙に外しているけれど、個人的に好きな感じ。

SDIM0059.jpg _SDI1146.jpg

ここまではLightroomでモノクロにした写真、ここから下のカラー写真はJPEG撮って出し

  • 十分な解像力
  • 逆光で低下するコントラスト

SIGMA fpにつけるとコンデジになる

このために僕が購入したといっても過言ではない。最強のメリットだ。

SIGMA fp + Leica Summaron 3.5cm F3.5
たったの711g

レンズ交換式カメラといえば、レンズ部分が出っ張っているのが常だが、Leica Summaron 3.5cm F3.5なら小型なので凹凸を感じさせない。SIGMA fpのキュービックな形状も相まって「塊感」がすごい。

SIGMA fp + Leica Summaron 3.5cm F3.5
上から見てもこの薄さ

なお僕の持っているLeica Summaron 3.5cm F3.5はLマウントの初期型(?)でフィルター用のネジ溝は切られていない。レンズキャップは八仙堂のかぶせ式のを使っているが、銀色の色味も近くお気に入りだ。サイズは下記のリンクのものがぴったり。

僕が試したわけではないが、フィルター径は22mm、適合するフードはFOOKH (12505) らしい。

小口径で安定した描写、スナップにもぴったりな35mmの画角

開放絞りはF3.5と他ではあまり見ないくらいレンズだ。そのぶん小型軽量に作られているし、光学設計にも無理がないのか描写も安定している。

オールドレンズであることには変わりないため、「開放から十分な解像力」とは言い難い。しかし描写の破綻も小さい気がする。逆光で大きくコントラストが低下するところは実にオールドレンズらしい。

画角も35mmなのでスナップには最適だ。F8〜11くらいに絞って、フォーカスを5m付近に合わせておけばパンフォーカスだ(もちろんレンズの指標はフィルム向けなので、高画素機では甘く感じることもあるだろう)オートフォーカスの速さとか、そういった次元からは解放されて「シャッターを切れば写っている」というスナップにおいて理想的な状態が出来上がる。

SIGMA fp + Leica Summaron 3.5cm F3.5

システム自体が小型なので周囲に威圧感を与えることもないし、構図さえ決まればフォーカシングを待つことなく一瞬でシャッターが切れる。最高だ。

安価に手に入るLeica広角レンズ

小型軽量なレンジファインダー用のレンズなら同じSummaronを冠したLeica Summaron28mm F5.6もある。赤ズマロンとも呼ばれ、その描写も折り紙付きだ。

しかし僕は35mmのズマロンを購入した。最も大きい理由は価格だ。

Leica Summaron 3.5cm F3.5はLeicaの広角レンズで最も安いといってもいいだろう。状態を気にしなければ5万円くらいから見つかる。50mmのレンズなら安価なものもいくつかあるが、広角レンズとなるとSummaronくらいだろう。APS-C用の標準画角のレンズとしてもいいだろう。

FUJIFILM X-Pro2 + Leica Summaron 3.5cm F3.5
APS-CのFUJIFILM X-Pro2にLeica Summaron 3.5cm F3.5をつけてみた

今日のぐうの音

SIGMA fp + Leica Summaron 3.5cm F3.5

僕のお散歩用レンズLeica Summaron 3.5cm F3.5を簡単にレビューしてみた。せっかくミラーレス機を持っているなら、フランジバックの短さを生かしてレンジファインダーオールドレンズを試したみたいところ。

  • SIGMA fpにつければコンデジになる
  • 小口径で安定した描写かつ画角も35mmでスナップに最適
  • あっさりとした色のり
  • Leicaの広角レンズでは安価

そんなあなたには安価な広角レンズLeica Summaron 3.5cm F3.5がぴったりだ。

オールドレンズ全般に言えることなんだけれど、周辺減光でファインダーを覗いた瞬間からなんかいい感じに見えるのがたまらなく好き。

理系男子のぐうの音管理人愛用のカメラ

SIGMA fp

 
 
 
 
 
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少し前からこれで撮った写真あげてますが・・・SIGMA fp買いました! 写真モチベーションが高まったのでいい写真たくさん撮るっ #sigma #sigmafp #シグマ #XPro2

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SONY α7 II

 
 
 
 
 
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【愛用品紹介 SONY #α7ii 】 手の届きやすいフルサイズミラーレス。どうしてもAFは最新モデルに劣る。特に瞳AFはほぼ使い物にならない。 しかし、ボディ内手ぶれ補正は強力に効くのでオールドレンズの母艦にはぴったりだ。 ISO1600までなら積極的に使えるところは流石フルサイズ。 ボディは小型軽量だがフルサイズのイメージサークルをカバーするレンズは大きくなってしまいバランスは悪い。物理的に仕方のないことなので諦めよう。 #photooftheday #ミラーレス #instagood #instadiary #instalike #instamood #instajapan #sony #BeAlpha #sonyalpha #sonyphotography #sonyimages #sonyalphasclub #sonya7ii

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大企業会社員 兼 ブロガー
るびこ

ガジェット / ファッション / カメラについて書きます。
2014年東北大学理学部卒業
2016年東北大学大学院理学研究科修了、大手企業に新卒で入社

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  1. […] 以前、Leicaの広角レンズ・Summaron 3.5cm F3.5を紹介した。次は当然標準レンズが欲しくなったためSummarit 5cm F1.5を購入してみた。これがオールドレンズの面白さを全て詰め込んだような理想 […]

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Leica Summarit 5.cm F1.5レビュー【SIGMA fp+オールドレンズ】|理系男子のぐうの音 へ返信する コメントをキャンセル

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