フルサイズに戻ってきた理由は、オールドレンズが使いたいから。
— るびこ@理系男子のぐうの音 (@ruvico_gunone) February 13, 2020
ズマロンつけたら滅茶苦茶かっこよくないですか?
もはやコンデジだよね#SIGMAfp #Leica pic.twitter.com/BMWBVIyd1O
「SIGMA fpにあうコンパクトなレンズが欲しい」そうして辿り着いたのがこのLeica Summaron 3.5cm F3.5だった。
- SIGMA fpにつければコンデジになる
- 小口径で安定した描写かつ画角も35mmでスナップに最適
- あっさりとした色のり
- Leicaの広角レンズでは安価
こんな感じで、僕の所有するオールドレンズの中ではクセも少なくSIGMA fpのお散歩用レンズになっている。早速この素晴らしいレンズを詳しく紹介していく。
理系男子によるコスパ算出
大手メーカー勤務の筆者が、その経験をもとに製品の本当のコストパフォーマンスを評価するコーナー
価格の手頃感 | |
---|---|
生活への影響度 | |
長く使えるか | |
スペックに現れない価値 | |
所有する高揚感 |
総合コスパ:
この値段でLeicaの広角レンズを味わえるのは最高
>同じコスパ評価の製品一覧
「価格の手頃感」、「生活への影響度」が高ければ高いほどコスパも高くなり、逆に「スペックに現れない価値」が高くなるとコスパは低くなります。なお「所有する高揚感」はコスパ算出の対象外。
Leica Summaron 3.5cm F3.5の作例
まずはこのレンズとSIGMA fpで撮影した作例からご覧いただく。
ピントは微妙に外しているけれど、個人的に好きな感じ。
ここまではLightroomでモノクロにした写真、ここから下のカラー写真はJPEG撮って出し
- 十分な解像力
- 逆光で低下するコントラスト
SIGMA fpにつけるとコンデジになる
このために僕が購入したといっても過言ではない。最強のメリットだ。
レンズ交換式カメラといえば、レンズ部分が出っ張っているのが常だが、Leica Summaron 3.5cm F3.5なら小型なので凹凸を感じさせない。SIGMA fpのキュービックな形状も相まって「塊感」がすごい。
なお僕の持っているLeica Summaron 3.5cm F3.5はLマウントの初期型(?)でフィルター用のネジ溝は切られていない。レンズキャップは八仙堂のかぶせ式のを使っているが、銀色の色味も近くお気に入りだ。サイズは下記のリンクのものがぴったり。
僕が試したわけではないが、フィルター径は22mm、適合するフードはFOOKH (12505) らしい。
小口径で安定した描写、スナップにもぴったりな35mmの画角
開放絞りはF3.5と他ではあまり見ないくらいレンズだ。そのぶん小型軽量に作られているし、光学設計にも無理がないのか描写も安定している。
オールドレンズであることには変わりないため、「開放から十分な解像力」とは言い難い。しかし描写の破綻も小さい気がする。逆光で大きくコントラストが低下するところは実にオールドレンズらしい。
画角も35mmなのでスナップには最適だ。F8〜11くらいに絞って、フォーカスを5m付近に合わせておけばパンフォーカスだ(もちろんレンズの指標はフィルム向けなので、高画素機では甘く感じることもあるだろう)オートフォーカスの速さとか、そういった次元からは解放されて「シャッターを切れば写っている」というスナップにおいて理想的な状態が出来上がる。
システム自体が小型なので周囲に威圧感を与えることもないし、構図さえ決まればフォーカシングを待つことなく一瞬でシャッターが切れる。最高だ。
安価に手に入るLeica広角レンズ
小型軽量なレンジファインダー用のレンズなら同じSummaronを冠したLeica Summaron28mm F5.6もある。赤ズマロンとも呼ばれ、その描写も折り紙付きだ。
しかし僕は35mmのズマロンを購入した。最も大きい理由は価格だ。
Leica Summaron 3.5cm F3.5はLeicaの広角レンズで最も安いといってもいいだろう。状態を気にしなければ5万円くらいから見つかる。50mmのレンズなら安価なものもいくつかあるが、広角レンズとなるとSummaronくらいだろう。APS-C用の標準画角のレンズとしてもいいだろう。
今日のぐうの音
僕のお散歩用レンズLeica Summaron 3.5cm F3.5を簡単にレビューしてみた。せっかくミラーレス機を持っているなら、フランジバックの短さを生かしてレンジファインダーオールドレンズを試したみたいところ。
- SIGMA fpにつければコンデジになる
- 小口径で安定した描写かつ画角も35mmでスナップに最適
- あっさりとした色のり
- Leicaの広角レンズでは安価
そんなあなたには安価な広角レンズLeica Summaron 3.5cm F3.5がぴったりだ。
オールドレンズ全般に言えることなんだけれど、周辺減光でファインダーを覗いた瞬間からなんかいい感じに見えるのがたまらなく好き。
[…] 以前、Leicaの広角レンズ・Summaron 3.5cm F3.5を紹介した。次は当然標準レンズが欲しくなったためSummarit 5cm F1.5を購入してみた。これがオールドレンズの面白さを全て詰め込んだような理想 […]
[…] > Leica Summaron 3.5cm F3.5レビュー【SIGMA fp+オールドレンズ】 […]