当ブログでは、大手メーカー勤務の筆者の経験をもとに、レビューしている商品のコストパフォーマンスを5段階評価しています。
筆者としてはコスパが悪いのにあえておすすめしている★2や★1から読んでいただきたい。

Eマウントレンズ

2018年は単焦点にドはまり。ぐうの音管理人がこの一年で買ったレンズ・売ったレンズ総まとめ【SONY Eマウント】

「理系男子のぐうの音」管理人の2018年のレンズ遍歴をここで振り返ってみようと思います。

2017年はズームレンズを中心に集めていましたが、2018年は単焦点にドはまり。そんな私はどんなレンズを購入、売却したのでしょうか?

最後に(個人的には)重大報告があります。ぜひ最後まで読んでください。

買ったレンズ3本

それでは理系男子のぐうの音管理人が2018年に購入したレンズ3本を紹介します。昨年2017年は春にSONY α7IIを買ってから、広角ズーム・標準ズーム・望遠ズームを揃えたり、50 mm前後のオールドレンズを買ってみたりしました。それに比べたら今年は少なめ。概ね欲しいレンズが揃ったのかな。

中望遠スナップにハマったきっかけ。SEL85F18

カメラを始めた頃は、自分が中望遠の単焦点レンズを買うなんて思ってませんでした。望遠寄りでズームもできないなんて被写体を選びますよね。もし撮りたいものに出会ったとき中望遠の狭い画角にはいりきらなかったらどうしようって。

じゃあなんで中望遠単焦点・SEL85F18を買ったのか。その理由は以下の3つです。

  • 標準ズームSEL2470Zは望遠端70 mmを使うことが多かった
  • 焦点距離58 mmのオールドレンズHelios 44-2でも狭く感じなくなってきた
  • 望遠ズームSEL70300Gで切り取る画作りの楽しさを知った

「これ、中望遠単焦点いけるな」と。価格の安さも後押しして今年2018年のはじめに購入しました。それが大正解。

軽くて持ち出しやすいし、なにより手持ちのレンズで最もボケを作りやすくて楽しくて。カメラ初心者なので、やっぱりボケると楽しい。家に帰って見て素敵な写真かは別にして、撮ってすぐに背面液晶で確認するのが楽しいんですよね。

中望遠、使いやすいとは言いませんがとっても楽しいレンズであることは間違いありません。ポートレートはもちろん、スナップ撮影に使うのが好きです。

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SEL85F18で撮影したポートレート

【安いEマウントレンズ】SONY SEL85F18のレビュー|単焦点のボケ味を楽しむ – 理系男子のぐうの音

標準レンズの帝王(自称)Carl Zeiss Planar T* 1.4/50

やっぱり50 mm F1.4は一度は使ってみないと。標準レンズの中の標準だから。
という安易な理由で手にしてみました。2018年の秋くらいに買ったばかりでまだレビュー記事は書いていません。

オールドレンズと現代のレンズの中間のような存在。コシナ製です。電子接点もなければ歪みや周辺減光も補正されません。

開放では周辺減光もそこそこあって、描写も緩め。独特な描写をします。
でも絞ればキリッとした描写に。まるで性格の異なる2本のレンズを持ち歩いているようです。

これは虜になる人がいるのも納得。不思議な魅力を持ったレンズです。

それと、やっぱり50 mmが好きだって気づきました。これまで単焦点1本では出かける勇気がなかったんですが、Carl Zeiss Planar T* 1.4/50なら1本でも安心できるんですよね。

なんかもう付けっぱなしです。よっぽど撮りたいものが決まってない限りCarl Zeiss Planar T* 1.4/50だけ持っていけば満足できる気がする。

フランジバックとバックフォーカスの違いを思い知る。Jupiter 12

物珍しさから購入してみたオールドレンズ。ライカMマウントなのでものすごく小型軽量。これ一本でよく散歩にでかけています。

このレンズに惹かれた理由はその見た目。ボディにマウントしてしまえば何の変哲もないオールドレンズですが、一度ボディから外すと特徴的な後玉に驚くことでしょう。

フランジバックとバックフォーカスの違いを再認識させられます。

  • フランジバック:マウント面から撮像素子(センサーやフィルム)までの距離
  • バックフォーカス:もっとも撮像素子側のレンズから撮像素子までの距離

画作りにもっとも影響するのはフランジバックではなくバックフォーカスですからね。こんなに大きな後玉を置けるのはセンサー前にミラーがないからこそ。おかげで無理のない光の曲げ方とコンパクトさを両立できています。

だから光学性能が抜群に優れているかと言うと・・・オールドレンズなのでそこはまあ。周辺の描写は緩いし、逆光では大胆なゴーストが出ます。オールドレンズらしい描写を楽しみたい私のような人にはピッタリ。

飛び出す後玉!ロシアのオールドレンズ・JUPITER-12 35mm F2.8でα7IIを “写ルンです” に – 理系男子のぐうの音

売ったレンズ2本

次に手放してしまったレンズを紹介します。こうやって振り返ると、購入した順番に手放していますね。

初めて手にしたレンズ。SEL2470Z

α7 IIと同時に購入した初めてのレンズ・SEL2470Zです。 もともとネットでの評判はいまひとつだったこのレンズ。更にはSEL24105GやTAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXDなんかも販売開始し、なおさら立場がない。

中古下取り価格が下がる前にと思い、手放してしまいました。

手放した理由は自分の好きな焦点距離が分かってきたから。持ち出す回数が減ってきてしまったんですね。今上の写真を見返すとボディとのバランスが抜群だったなあ。

はじめに手にしてよかったと自身を持って言えるレンズです。

2本めの純正レンズ。SEL70300G

これはいいレンズでした。300 mmあれば月のクレーターだって何とか撮れます。買ったときは望遠レンズが楽しくて楽しくて、どこにでも持ち出していました。

  • 桜や紅葉など、四季を映すのにも背景を整理できて役立つ
  • 航空祭(戦闘機のイベント)はそもそも望遠があってなんぼ
  • 動物園では一味違った動物の「顔」が切り取れる

ここぞという場面ではもうコイツがいれば大丈夫という安心感。でも、手放しました。

上記の機会が1年に何回あるでしょうか?そのためだけに持っているのもなんか違う気がして。
例えば街角スナップでも、持っていけば面白い写真が撮れるんですよ。でも、こんなに重くて大きいレンズを持っていく?

持ち出す回数が減ってしまったため、手放すことにしました。

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SEL70300Gで撮影した航空祭

悩んだ末FEマウント望遠レンズSEL70300Gを購入しました!圧縮効果レビュー【SONY α7II】 – 理系男子のぐうの音

売らずに手元に残したレンズ。SEL1635Z

SONY Eマウントレンズで2018年初から年末まで保有していた唯一のレンズは広角ズームSEL1635Zです。本当に心強いレンズ。

広角も単焦点に移行したい気持ちがありました。でもピンとくるレンズがなくて。

インテリア撮影のために16ミリが結構役立っています。それで手放せない。最低でも20 mmくらいは欲しい。いかにもパースを強調した写真も取れますしね。でも超広角1本で出かけられる自信がない。そんなとき望遠端の35 mmは心強いんですよね。

24 mmのSEL24F14GMが12万円くらいなら買い換えるんだけれど。広角にそんな明るさもいらないか。じゃあ25 mmのZEISS Batis 2/25?だったらあと3 mm伸ばせば安くて軽い28 mmのSEL28F20がある。中古Batis 2/25の半額で新品のSEL28F20が買えてしまう。

なんか買うキッカケが見つからないこのラインナップ。

ちなみにSigmaのレンズは重いのでちょっと違うかなあ、ならこのままF4通しズームでいいや。描写がいいのは魅力だけど。

SAMYANGのF2.8シリーズは24 mmと35 mmのラインナップがあって、レンズキャップのような軽さが魅力。3万円くらい値上がりしてもいいから開放F2なら買うんだけどなあ。

実は一番購入しそうになったのはZEISS Loxia 2.8/21。焦点距離、軽さ的にも十分なスペック。広角だしMFでも問題なし、むしろオールドレンズでMFばっかりだし。絞ったときの光芒もキレイで、太陽が入り込みやすい広角では隙きがない。正直めちゃくちゃ欲しいです。
でも値段的に買う勇気がありませんでした。
SEL1635Zを下取りに出せば持ち出し10万以下で中古が手に入りそうで頑張れば買えそうなのがリアルで怖かった。うっかり買わないように気を引き締める毎日。

買い替えたい感じで話してしまいましたが、SEL1635Zにはとても満足しています。逆に言えば代え難いレンズということですから。

Eマウント神レンズとの呼声高い広角ズームレンズ “SEL1635Z” を購入しました|使うと分かる広角の素晴らしさ – 理系男子のぐうの音

今日のぐうの音

私の2018年のレンズはこんな感じでした。どんどんレンズを買うハードルが低くなっている気がして怖いです。

一番最後に買ったのがPlanar T* 1.4/50なんですが、欲しいと思った2週間後くらいには手元にありましたから。不思議ですねえ。

最後に報告があります。

あれ?ボディが2つ?
センサーサイズ中毒の割には右のカメラのセンサーが小さい気がします。右のカメラは何でしょう?メーカー名が書いてないのでどこのボディかわかりませんねえ。

ということで「理系男子のぐうの音」の2019年のカメラ事情は大きな変化がありそうです。

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大企業会社員 兼 ブロガー
るびこ

ガジェット / ファッション / カメラについて書きます。
2014年東北大学理学部卒業
2016年東北大学大学院理学研究科修了、大手企業に新卒で入社

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