当ブログでは、大手メーカー勤務の筆者の経験をもとに、レビューしている商品のコストパフォーマンスを5段階評価しています。
筆者としてはコスパが悪いのにあえておすすめしている★2や★1から読んでいただきたい。

Apple Watch

Apple Watch SE 1ヶ月使用レビュー|食わず嫌いは良くなかったと後悔

昨年2020年の末に「Apple Watch SEを買いたいけれど、純正バンドは痒いところに手が届かないので悩ましい」という記事を書くほどバンド選びに悩んで、ついにはApple Watch SEを購入した。1ヶ月ほど使用してみたのでレビューしてみる。

結論:僕の生活に馴染むか不安だったけれど、1ヶ月経った今のところどハマりしている

気に入ったポイント

  • 睡眠ログを取れる
  • 無音で起床できる
  • Macのロック解除が簡単に
  • マスクとFace IDの相性の悪さを解消

いまいちなポイント

  • デフォルトの設定に難あり
  • iPadと連携できない
  • アルミニウムゴールド似合うバンドが少ない

系男子によるコスパ算出

大手メーカー勤務の筆者が、その経験をもとに製品の本当のコストパフォーマンスを評価するコーナー

価格の手頃感
生活への影響度
長く使えるか
スペックに現れない価値
所有する高揚感

総合コスパ:

割と高価な消耗品だけれど生活への影響は大きい
同じコスパ評価の製品一覧

「価格の手頃感」、「生活への影響度」が高ければ高いほどコスパも高くなり、逆に「スペックに現れない価値」が高くなるとコスパは低くなります。なお「所有する高揚感」はコスパ算出の対象外。

購入した経緯

まず初めに購入した経緯を簡単にまとめておく。

現在販売されているApple WatchはSeries 6、SE、Series 3があり、整備済み製品も含めればSeries 5と4も手に入る。そんな中でなぜSEを購入したかは「Apple Watch SEを買いたいけれど、純正バンドは痒いところに手が届かないので悩ましい」という記事にまとめているので読んで欲しい。

なぜ欲しいと思ったか

街でも使っている人を見かけるようになってきて、ギークのためのアイテムから一般人のためのアイテムになったと感じた。ならば電子機器をたくさん紹介している身としては一度は試しておかねば、という使命感も感じた笑

そして僕は無駄にログをとるのが好きだ。だからアクティビティログとか睡眠ログとか残しておきたいとかねてから思っていた。

そんな折にSEという安価なモデルが出て、これは試すチャンスだと飛びついた。Apple Watch SEの発表時に強烈に欲しいと思ったが、悩んでいるうちに気持ちが冷めて、なぜか年末にもう一度欲しい波が来てそのままAppleオンラインストアで注文した。

他に検討したアイテムは?

Mi Band 5を実は検討していたりもした。普通に昨日は十分だし、何より安いし。

【【公式日本語版】 Xiaomi Mi スマートバンド5 日本版 bluetooth5.0【日本正規代理店品】Xiaomi Mi Band 5 生理周期予測 健康管理 11スポーツモード追加 24時間心拍測定睡眠管理消費カロリー計 画面明るさ調整 着信通知 50M防水 ブラック
シャオミ(Xiaomi)

だけれど、まずはiPhoneユーザーにとってデファクトスタンダードなApple Watchから試しておくべきかと。電子決済にも使えるのが便利そう。

ゴールドアルミニウムの外観

Apple Watch SE
Apple Watch SE
Apple Watch SE
Apple Watch SE
Apple Watch SE

ソロループについては「Apple Watchバンド「ソロループ」使用3ヶ月レビュー|ストレスフリーなニュースタンダード」を読んでみてほしい。

Apple Watch SE
購入したのは44mmゴールドアルミニウムケース
Apple Watch SE
光沢はないピンクゴールド
Apple Watch SE
Apple Watch SE
44mmケースで36g
Apple Watch SE
Apple Watch SE
Apple Watch SE

気に入ったポイントを解説

睡眠のログをとれる

我が家には1歳の娘がいて、まれに夜泣きで起こされることがある。その時は僕が抱っこをしたりとあやすことが多い。そんな夜の次の朝、なんとなく気になるのが「何時に、何回起きたのだろう?」ということ。

それを知ることで、どれくらい睡眠が妨害されたのかももちろん知りたいのだが、一番の目的は他のデータと比較したいということ。我が家はSwitchBot温湿度計で寝室の温度と湿度は常にモニターしているので、そのデータと夜泣きの時刻を照らし合わせたいのだ。

やっぱり今のような冬の時期は室温が下がるかつ布団をはいでいる状態だと娘が泣き出すことが多い、とわかってきた。

Auto Sleepという有料アプリも使用して睡眠の質もモニターしている。でも睡眠の質が低いから翌日のパフォーマンスが下がったとか、そういう体感は実のところあまりない。単純にデータが蓄積されていくのが気持ちいい。

AutoSleep Watchを使って睡眠を自動で追跡します

AutoSleep Watchを使って睡眠を自動で追跡します

Tantsissa¥490posted withアプリーチ

ちなみにアクティビティのログも取れて、家から一歩も出ない日は恐ろしいほど運動量が少ないことが明らかになった、それも定量的に。そのことに危機意識を持ちつつも何もしていない。

↑リモートワークな一日

スタンディングデスクを使用しているから水色の「スタンド」は達成しているものの、黄緑の「エクササイズ」は0分・・・

【レビュー】FLEXISPOT スタンディングデスクE7|ワンタッチで「座る」に戻れるのが最高だ

無音で起きられる

僕はアラームの音で起きるのが大嫌いだ。以前はそんな自覚はなかった。けれどSwitchBotカーテンを導入して朝日で起きる素晴らしさに気づいてからというもの、アラームの音で起こされるほど不快な朝はないと感じるようになった。

しかしだ、冬は日の出より早く起きるという問題が生じた。嘆かわしいことに現代人は日の長さに関わらず、年中一定のパフォーマンスを求められているためだ。

日の出前に起きたければSwitchBotハブで寝室の照明を点けてしまう手もあるが、一気に明るくなると目が眩んじゃうんだよね。

そんな僕を助けれくれたのがApple Watch。朝はブルっと振動して僕を起こしてくれる。さすがに朝日には敵わないが、再び僕は音以外の方法で起きることができるようになった。

マスクとFace IDの相性の悪さを解消

Apple Watchには通知が届く。スマホを取り出さなくても通知を確認できる。

一昔前なら「いや、スマホ取り出せばええやん」で済んでいた。しかし2020年からは外出時は常にマスクを着用するようになり、Face IDが全く機能しない。通知を見るのもパスコードを入力して、とひと苦労だ。

そこで役に立つのがApple Watch。Apple Watchは装着し続ければロックが解除された状態が続くので、腕を傾けるだけで通知を確認できる。Face IDなiPhoneとApple Watchは相性がいい。

電子マネーでの決済も同様だ。パスコードでロック解除しなくていいので便利!

Macのロック解除が簡単に

Apple Watchを装着した状態でMacを触ると、Macのロック解除の過程が省かれる。これがとっても便利。僕のMacはMac miniでTouch ID非搭載なのでなおさらだ。このためにApple Watchを買う・・・ってほどの機能ではないけれど。

同じようにiPhoneやiPadもロック解除しれくれればいいのに。そこまでの機能に昇華すれば、そのためだけでApple Watchを買う理由に十分だ。

イマイチなポイントを解説

使う前に思っていた懸念も意外と気にならなかった

  • 充電が必要なのは・・・ → 朝の身支度と入浴時にちょっと充電すれば十分
  • 寝てる時につけっぱなしは・・・ → 慣れた
  • 通知がうるさそう・・・ → ほとんどOFFにしているので気にならない

その上でいまいちなポイントをあげてみる。

デフォルトの設定に難あり

Apple Watchのデフォルトの設定に癖があると感じた。僕を含めほとんどの人は設定を変更して使うだろう。これは他のApple製品と悪い意味で差がある。

最近Macをリプレイスして、あえてゼロから設定しなおした。Macはデフォルトの設定でも使おうと思えば使えるレベルだ。iPhoneやiPadを初期設定したのははるか昔なので忘れてしまったが、そんなに違和感を感じた記憶はない。

でも、Apple Watchはダメ。

まずデフォルトは消音設定が適当だと思う。腕時計から音がなったらみんな困るよねえ?初めて通知オンがなるや否や消音モードに設定し、以降一度も僕のApple Watch SEのスピーカーは仕事をしていない。

次に通知が多すぎる。iPhoneの全ての通知をApple Watchで受け取る人もいないだろう。僕も基本はOFFの設定に変えた。まあこちらに関してはAppleにも弁明の余地があって、デフォルトで受け取る設定にしておかないと、一生通知を受け取らないままの人もいるかもしれないからね。

iPadと連携できない

Apple Watchの設定をできるアプリはiPhone専用アプリだ。つまりApple Watchの母艦になることができるのはiPhoneのみ。これが非常に不便。

iPhone、iPad、そしてApple Watchの三者間で連携できるようにして欲しい。Air PodsがiPhone、iPad、そしてMacでシームレスに繋がるんだからできるよね?

Auto Sleepの睡眠ログとかみたいし、Apple Watchの設定変えたりしたい。僕は家でほとんどiPhoneを触らない、iPadばかりだ。だからiPadで全て完結したい。

これは将来的なアップデートでぜひiPadとも連携できるようにしてほしい。

ゴールドアルミニウム似合うバンドが少ない

ゴールドアルミニウムはもっとも合うバンドが少ないケースのような気がしている。購入前からそんな気はしていたのだが、実物を手にしてその思いがより強くなった。

なぜかというと、ゴールドアルミニウムケースはおもちゃっぽいからだ。

まず大部分のバンドに使われている金属パーツはシルバーだ。だからシルバーの方がマッチする。そしてアルミニウムケースは光沢がないのでスチールのミラネーゼループやレザーバンドに風格で負けてしまう。

そういう意味でゴールドアルミニウムケースはまさに二重苦なのだ。

正直な話、シルバーのステンレススチールにすればよかったのかなあ・・・と少し後悔していたり。

→ 【追記】後悔し続けた結果、Apple Watch SEを手放してしまいました>Apple Watch SEを3ヶ月で手放したたった一つの理由

同時購入したディープネイビーのソロループには満足している>Apple Watchバンド「ソロループ」使用3ヶ月レビュー|ストレスフリーなニュースタンダード

今日のぐうの音

購入前はApple Watchが定着するのか心配だった。しかし1ヶ月使用してみて、めちゃくちゃハマっている。もっと早く変えばよかった。

詳しい使い方などはまた記事にしたいと思う。

ソロループについては「Apple Watchバンド「ソロループ」使用3ヶ月レビュー|ストレスフリーなニュースタンダード」を読んでみてほしい。

理系男子のぐうの音管理人愛用のキーボード

こうやって並べられるくらいキーボードを買い漁るようになるなんて思ってませんでした。

自作キーボードErgo42 towel

最終的にたどり着いた自作キーボード。何もかもが自分の思い通りになって最高です。あなたが今使っているキーボードで、押したことのないキーが一つでもあるなら自作キーボードを検討するべき!

自作キーボードErgo42 towel1ヶ月使用レビュー|左右分離・格子配列には慣れるのか

Ergo42 Towel|遊舎工房

静電容量無接点方式のHHKB Professional BT 墨

市販品では最高のキーボード。

静電容量無接点方式という癖になる打鍵感を持つ魔のキーボード。これを一度使うと普通のキーボードでは満足できない体になってしまいます。

【HHKB Pro BT購入レビュー】高いけど買ってよかった!他のキーボードは使えなくなる打ち心地

タイプライター風のAZIO Retro Classic

こだわりが詰まったキーボードを初めて触ったのがコレ。

僕をキーボード沼に引き込んだ張本人です。本物の木が使われていて見た目だけでなく触った感触もレトロ感満載のキーボード。でかくて重いところも抜群の安定感の秘訣。

打つのが楽しくなるキーボードAzio Retro Classic Bluetoothの魅力をなんとか文字にしてみました

AZIO Bluetooth/USB有線接続 タイプライター式 バックライト付メカニカルキーボード 日本語配列(ウッド)AZIO RETRO CLASSIC BT EDITION MK-RETRO-BT-W-01-JP
AZIO

Apple純正Magic Keyboard

Macで使うなら一度は検討するべきキーボード。iPadには専用のキーボードも純正・サードパーティ問わず多くリリースされていますが、実はiPadで使うなら最もバランスが良いのがこのMagic Keyboardだったりします。

【レビュー】iPadで使うためにMagic keyboard購入!これは最早ラップトップ!?

当ブログでは、大手メーカー勤務の筆者の経験をもとに、レビューしている商品のコストパフォーマンスを5段階評価しています。
筆者としてはコスパが悪いのにあえておすすめしている★2や★1から読んでいただきたい。

大企業会社員 兼 ブロガー
るびこ

ガジェット / ファッション / カメラについて書きます。
2014年東北大学理学部卒業
2016年東北大学大学院理学研究科修了、大手企業に新卒で入社

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  4. […] まずは僕がどんなApple Watchを購入したのか、から話そうと思う。詳しくは以前の記事でレビューしているので、購入理由などはそちらを参照してほしい。 […]

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