男の身嗜みとして、これまで数々の下着を当ブログで紹介してきた。その中でも定番となっているのが以下の2つ。
- UNIQLO エアリズム シームレス
- GUNZE YGシリーズ
どちらも白いYシャツの下に着ておけば、下着が透けるみっともない事態を回避できる有能アイテムだ。社会人必須アイテムと言っていい。
着心地はどちらも素晴らしいが、方向性が全く異なるのであなたの好みに合わせて選んで欲しい。詳細は比較記事を参考に。
関連記事>カットオフインナー比較!ユニクロ “エアリズムシームレス” 対 グンゼ “YG CUT OFF”|似てるけど全然違う
今回はGUNZE YG CUT OFFをTシャツ向けに最適化したインナー「in.T」を購入してみたのでレビューしてみる。
理系男子によるコスパ算出
大手メーカー勤務の筆者が、その経験をもとに製品の本当のコストパフォーマンスを評価するコーナー
価格の手頃感 | |
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生活への影響度 | |
長く使えるか | |
スペックに現れない価値 | |
所有する高揚感 |
総合コスパ:
単体で見れば高コスパだけど、ライバルのエアリズムが安すぎるせいでお得感は薄い
>同じコスパ評価の製品一覧
「価格の手頃感」、「生活への影響度」が高ければ高いほどコスパも高くなり、逆に「スペックに現れない価値」が高くなるとコスパは低くなります。なお「所有する高揚感」はコスパ算出の対象外。
Tシャツにインナーって必要なの?→必要です
ビジネスシーンのワイシャツの下にインナーを着用するのはマナーだとして、Tシャツの下をどうするかは意見が分かれるところかと思う。
「さらっと1枚で」という枕詞をよくみるように、Tシャツ1枚のコーディネートは一般的だ。
しかし僕は見かけ上1枚であったとしてもいかなる時もインナーは着るべきだと考えている。インナーを着るべき理由をいかにまとめておく。
- 乳首が透けにくくなる
- 汗染みも目立ちにくくなる
- 汗を吸収、発散してくれるので快適になる
- Tシャツの劣化が減り、長持ちするようになる
とまさに良いことだらけ。もはや着ない理由がない。
無論、普通の綿のTシャツを重ね着しただけでは上記の効果も得にくい。したがって専用のインナーを強くお勧めする。誰でも知っている有名どころだとUNIQLOのエアリズム シームレス。そして今回紹介するのが下着メーカーGUNZEのin.Tというわけ。
GUNZEは下着メーカーの意地を見せてくれるのだろうか。
Tシャツ専用インナー「GUNZE YG in.T」レビュー
早速GUNZE in.Tをレビューしていく。まずは素材構成、以下の通りになっている。
- ポリエステル35%
- 綿30%
- レーヨン20%
- ポリウレタン15%
エアリズムの生地はポリエステルとポリウレタンで構成されているので、化学繊維を羽織っていると言っても差し支えない。一方でGUNZE in.Tは綿も含まれているので、いわゆる普通のTシャツに近い肌触りだ。
化繊が苦手は人はこの記事の後半を読む必要なく、この時点でGUNZE in.T一択になる。「現代っ子の僕は化繊でも全然気にならない!」というあなたは続きを読み進めて欲しい。
カットオフ仕様の理想のインナー
僕が全てのインナーに求める条件は以下の3つ。
- 汗をよく吸ってくれる
- ベージュなど肌に近い色
- 縫い目がないカットオフ
全て必須で、in.Tもエアリズムこの3つを満たしている。ちなみに①が必須なのは快適性のためで、②と③は透けないためだ。インナーの透け・・・というかインナーの存在を感じさせる瞬間は、肌とインナーに2つの差がある時だ。その差は「色差」と「段差」だ。②と③はその2つの差を極力小さくするための工夫なのだ。
上の写真を見てもらえればわかるように、首元が切りっぱなしになっている。このカットオフ仕様がインナーの必須条件である。さらに言えば、袖口もカットオフ仕様で抜かりない点もポイントが高い。
見切れているが、実は裾もカットオフになっている。正直なところ、裾に関して言えばカットオフだろうと縫い返してあろうとどちらでも構わない。
なおカラー展開も数種あるが、もちろんベージュがオススメだ。というか一般的な用途ならベージュ以外存在価値がないとまで言い切れる。
わりと厚手のメッシュ生地
割と強めの光を当てているが、記事に透け感がない。あくまでインナーとしてはという前提ではあるが、かなり厚手な生地感に驚く。汗の吸収力が高いのはこのためだろう。
身体にフィットするようなサイズ感も相まって着心地は「サラッと」というよりは「ゴワッと」に近い。身体に吸い付くような着心地が嫌いな人は要注意。吸水性に優れるので、吸い付く感じこそあれ、肌に貼り付くことはないので安心して欲しい。
ほぼノースリーブで、脇汗パッド付き!
GUNZE YG CUTOFFとの大きな違いは袖の長さだ。in.Tは袖の短いTシャツの下に着ることも考えてか、ほぼノースリーブのような形だ(余談だがノースリーブは和製英語で、「スリーブレス」が正しい)。
そして袖にはもう一つの特徴がある。それは脇汗吸収パッドを備えている点だ。これによって脇の汗染みを軽減してくれる。ただし過信は禁物。in.Tを着ていればどんなに汗を書いても平気、というわけではないので注意したい。あくまで無いよりはマシ程度だ。
さすがは下着メーカー、着心地は快適の一言
設計上の着心地の工夫が、GUNZEのノウハウや、下着メーカーとしての意地を感じる。この点ばかりはUNIQLOよりもGUNZEに一日の長がある。
具体的には肌に接する生地がどこまでも均一に設計されている。縫い目やタグが存在していないのだ。
世の中のほとんどのTシャツはタグが縫い付けてある。きっとあなたも首がチクチクするのを不快に思ったことがあるだろう。気の利いたTシャツなら首よりも鈍感な脇腹のあたりにタグが縫い付けてあるものもある。しかしGUNZEはさらにその上をいく。
必要な情報は全て直接プリントしており、そもそもタグが存在しないのだ。これは素晴らしい。
通常Tシャツは何枚かの布を縫い合わせて作るので、縫い目がある。体の脇に位置する縫い目が最も大きな縫い目だ。しかしGUNZE in.Tは脇の縫い目をなくすことにも成功している。カットオフだけでなく、本当の意味でシームレスではないだろうか(肩部に縫い目はある)。
コストが上がりそうな製法なのによくこの価格で抑えられたものだ。
肌に吸い付くようなサイズ感のおかげで、余った生地が肌と擦れることがない。そしてタグも縫い目もないのだから、着ていることを忘れるほどだ。肌着の枠を通り越して、第二の自分の肌になったかのような一体感を味わえる。
参考までにUNIQLO エアリズム シームレスはサイドに縫い目が思いっきりある。凹凸は少なくなる縫い方ではあるため、着心地を損なうものではない。
結局のところ、UNIQLOエアリズムとどっちがいいの?
何かにつけてGUNZE in.Tとエアリズムを比較してきたが、結局のところどちらが優れているのだろうか。もしどちらかがディスコンになってしまうとしたら、どちらが残る世界戦を選ぶのだろうか。
僕なら・・・GUNZE in.Tを残すかなあ。
主観になってしまうが、肌に吸い付くような着心地が割と好きなのだ。気持ちもしゃきっとするのがいい。エアリズムの方がリラックス感があって、どちらが上とかはないんだけれど、単にリラックスできる着心地のいいTシャツは他にもあるわけで。
そんなわけでGUNZE in.Tの勝ち。
今日のぐうの音
GUNZE in.Tのおさらい
- ベージュ、カットオフ、吸水性抜群とインナーへの要求をすべて満たしている
- 綿らしさも保っている
- ぴたっとした着心地
- 着心地を最優先に考えた工夫が随所に
GUNZEにUNUQLOほどの生産体制があるとは思えないにもかかわらず、本当によくこの価格で世に出せたと思う。
エアリズム シームレスと全く異なるアプローチなのも面白い。エアリズム シームレスを愛用しているあなたにこそ、一度GUNZE in.Tを試してみて欲しい。
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