人生で最も高価な靴の買い物でした。
アメリカの革靴ブランド「ALDEN」のコードバンの革靴を購入しました。とってもかっこいいのでぜひ見てください。
- ALDEN #99170の紹介
- コードバンローファーのサイズ選び
- 実はコードバンの革靴には否定的でした
- エイジング記録
こんな感じの内容で紹介していきます。
理系男子によるコスパ算出
大手メーカー勤務の筆者が、その経験をもとに製品の本当のコストパフォーマンスを評価するコーナー
価格の手頃感 | |
---|---|
生活への影響度 | |
長く使えるか | |
スペックに現れない価値 | |
所有する高揚感 |
総合コスパ:
非常に高価ながら、革靴好きならいつかは育ててみたい一足。
>同じコスパ評価の製品一覧
「価格の手頃感」、「生活への影響度」が高ければ高いほどコスパも高くなり、逆に「スペックに現れない価値」が高くなるとコスパは低くなります。
※「所有する高揚感」はコスパ算出の対象外です
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ペニーローファーにタッセルを足したようなALDEN 99170

ペニーローファーにタッセルを付け加えたような、珍しいローファーです。色はダークバーガンディ。写真では黒っぽく見えますが、ワインレッドのような色です。
全くシワが付いていない、真っ白なキャンバスのようなアッパー。コードバンなので特有のシワが刻まれていくことが予想されます。
ALDENのタッセルローファーといえばアバディーンラストの#563。靴単体では滅茶苦茶かっこいいし、買う直前まで悩みに悩みました。靴単体ならむしろALDEN #563の方がかっこいい。
でも履いてみると、こちらのALDEN #99170のほうがしっくりくる。それが決め手になってALDEN #99170の購入を決めました。

もちろんレザーソール。「カツッ、カツッ」っていう足音が癖になります。つま先には何も貼らずに履き始めました。
下ろす前にはソールモイスチャライザーを塗り込んでおきました。

Beauty & Youth別注モデル。インソールに刻印されています。

もちろんグッドイヤーウェルト製法。高級革靴に多く見られる製法です。
ここで述べておきたいグッドイヤーウェルト製法の一番の特徴はソールの交換が可能なこと。靴底がすり減ってきたら交換することで何十年も履き続けることが可能です。

ALDEN純正のシューツリーを用意しました。


僕は履いたその日はブラッシングだけ。次の日の朝にシューツリーを入れて、下駄箱にしまうようにしています。
1週間以上シューツリーを入れっぱなしにしないほうがいい、という話も聞きます。実際のところどうなんでしょう?僕は次に履くまで入れっぱなしにしてしまっていますが。
コードバンローファーのサイズ選び
革靴のサイズ選びは永遠のテーマ。スニーカーなら多少大きめを買って靴紐で縛って履く僕ですが、革靴はその限りではありません。
社会人になる直前にREGALで革靴を購入した際に勧められて選んだ(REGALの店員さん曰く)ジャストフィットのストレートチップの革靴。買ったばかりの頃は指が曲がってしまうほど窮屈で完全にサイズミスしたと思い込んでいました。それが1年も履き続ければ自分の足にぴったりに!
この快感の虜になってしまいました。
紐靴であれば縛ることで多少の調整ができますが、スリップオンタイプのローファーでは調整は不可能。サイズ選びの重要性はより高いです。
コードバンはカーフと違って伸びないが、ソールのコルクは沈む
先ほどのREGALの話で出てきた革靴はカーフ(牛革)のもの。しなやかで、徐々に足に合わせて伸びてくることで有名です。
一方で今回購入したのはコードバンの革靴。カーフよりも強靭で、伸びないことに定評があります。さてどうしたものか。
店員さんの話では、
たしかにコードバンは伸びないが、グッドイヤーウェルト製法の靴底のコルクは足型に合わせて沈んでいく。だからはじめは多少きつく感じても問題ない
とのこと。それを信じることにしました。
甲がきつくても踵が浮かないサイズを
僕が悩んだサイズは6とそのハーフサイズ上の6h。それぞれを履いた感じは以下でした。
- 6は甲にかなりの締め付けを感じる
- 6hは甲にストレスがなくジャストだが、歩くときに踵が浮いてしまう
どっちにすべきか悩ましいですよね。私は6を選びましたが、多分どっちも正解だと思うんです。初めから快適に履きたいなら6hを選べば良いし、僕みたいに修行期間が好きなら6を選べばいい。
(もしくはこのローファーの木型と僕の足の相性が悪く、どっちも不正解という見解もあるかと思います)
初めはかなり締め付けがキツかった

ライニングに書かれているように、僕が選んだサイズは6。
履いていて足の脈拍が分かるほど。あまりの締め付けのきつさにサイズ選びを間違ったかと思ったほど。
小さいサイズを大きくすることはできませんが、大きめの靴にインソールを入れて小さくすることは可能です。ワンサイズアップしておけば、と一瞬後悔の念がよぎりました。
1ヶ月ほど履き続ければ、徐々にソールのコルクが沈んでいき、「ちょっとキツめかな?」くらいになりました。
実はコードバンの革靴には否定的でした
コードバンの財布を愛用するくらい、コードバンは大好きなんですが、革靴には向かないと思っていました。いや、今でも革靴にするには趣味性の高すぎる革だと考えています。
その理由は以下の通り
- 靴は耐久品ではないのに高価過ぎる
- 水に弱い。万が一濡れたら入念なケアが必須
- 伸びにくい(足に馴染みにくい)
合理的に考えればわざわざコードバンを積極的に革靴に採用する理由ってないんです。
なぜ人はコードバンの革靴を買うのか。「エイジングによってできるシワのため」だとか「特有の鈍い光沢に惚れて」だとか人それぞれだと思います。
僕がコードバンの革靴を買った理由は、そんな非合理的なコードバンをあえて履く自分に酔いたいから。正直に話せばこんな理由です。そのおかげでこのALDENのローファーを履けば無条件でハッピーになれます。
昨年ALDENのカーフの革靴を手に入れたことが、高級革靴を買うことへのハードルを著しく下げました。金銭感覚狂ってきた。
> 26歳。ALDEN(オールデン)の革靴を購入【ハワイのレザーソウルで買ったよ】
TwitterでALDENのエイジング記録公開してます
今日は雨が降らないと踏んで、この前買ったコードバンのオールデンをおろします!
皺入れはしないので、どう育っていくのか楽しみ pic.twitter.com/iPpAjJnd7e— るびこ@理系男子のぐうの音 (@ruvico_gunone) July 8, 2019
上記のツイートに追加する形で随時配信しています。ちなみに購入から1ヶ月の状態はこちら▼

靴磨きはALDEN純正のクリームとワックスを使っています。
今日のぐうの音
こんな感じでALDEN #99170の紹介とコードバンの革靴を初めて手に入れるまでの記録をまとめてみました。
コードバンの革靴は実用性に欠け、手のかかる部分もありますが、裏を返せばそれだけ愛着が湧くということ。バーガンディはエイジングがわかりやすいので、これからの変化が楽しみです。
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